一文一投

思ったことを、だれかにひょいっと投げるきもちで

想ハナイコト

二度と人のこと好きになるもんか。
二度とだれかを大事だと思うもんか。

歯をくいしばってくいしばって
奥歯に詰めたプラチックかセラミックか、そんなのがガギリといやな音を立てて取れて
それでもくいしばってくいしばって
2月のうすら寒い雨に打たれながら
ドブネズミみたいにボソボソに濡れて
歩いて歩いて
1時間も歩いて
おうちに帰るともう本当に誰のことも信じるものかと
気が付いたらボソボソに濡れてたのは雨だけじゃなくて
信じられないくらい静かに、信じられないくらいたくさん、泣いていた。

ロキソニン睡眠薬とを飲んで、ぽてりとベッドに横になった
わたしはずっとひとりぼっちだ
ひとりじゃないときなんて
今までもこれからもないだろう
どこにいても、だれといても
寂しくて寂しくて
ついつい誰かを見つけると嬉しくなってしまって。

でも、もう、やめよう。どうせ一緒にいられないのなら、もうだれのことも想わない。

ひとつなりたいなあ
ひとつに。
人とひとつになりたいなあ。

寂しい。誰かに助けてほしい。でもだれも助けられない。

だからわたしはもう、だれのことも想わない。